IGアリーナ

施設の枠を超え、エンターテインメントの常識を変える
「IGアリーナ」が生み出す、新たな感動体験

#コミュニティ#パートナー#生活者をつなぐ
#NTTドコモ

2025年7月13日(日)、愛知県名古屋市に誕生したIGアリーナ。ここは、先進技術と感動体験が融合する、日本最大級のイマーシブ(没入)型多目的アリーナです。それは、ドコモグループをはじめ多くのパートナーが力を結集して実現したもの。新時代のエンターテインメント拠点をめざすIGアリーナについて、今回はその先進性と可能性について詳しくご紹介します。

IGアリーナ外観

さまざまな先端技術が導入された日本最大級の多目的アリーナ

名古屋市の観光スポットでもある名城公園内に誕生した「IGアリーナ」は、ドコモのグループ会社である株式会社愛知国際アリーナが運営する施設です。最大収容人数は約1万7000人、天井高は30メートルあり、海外アーティストの大型公演などで使われる30メートル級のセットにも対応します。中央には八角形の大型センターハングが吊り下げられ、会場全体で全長約220メートルのリボンビジョンも設置されています。ここは日本最大級の多目的アリーナであり、スポーツや音楽コンサート、展示会など多種多様なイベントが開催可能な施設です。

IGアリーナでは、海外のスマートアリーナに学んださまざまなワールドクラスの取組みを実践しています。音楽イベントなどで特に気になる音質にも配慮し、革新のアコースティックデザイン(音響設計)を採用しました。たとえばスポーツイベントでは反響する歓声が雰囲気を盛り上げたりもしますが、アーティストのライブなどではそれが邪魔になることもあります。IGアリーナでは内装に反響を抑える素材を用いることで、音が瞬間的に響き、残響が残らず消えるようになっています。こうした技術の採用も、マルチイベントに対応する工夫のひとつです。

IGアリーナ内観

館内では「Wi-Fi 7」や5Gのなかでも超高速通信が可能な「ミリ波」を使用してスムーズな通信が可能です。観客全員がステージ上にスマホを向け、SNSでリアルタイムに動画を配信するといったイベント演出も実現できます。これらはNTTドコモビジネスにより実装されました。こうした強靭な通信設備を整えられたのは、ドコモグループだからこその強みといえます。

さらに、新たに開発された「IG Arena 公式アプリ」を使うことで楽しみはますます広がります。このアプリではIGアリーナで開催されるイベントの最新情報や、イベントチケットのオンライン購入、アリーナ内の飲食店のクーポン発行、「dポイント」の利用・管理、モバイルオーダーなどさまざまなサービスを提供します。来場者はアプリを活用することで、よりおトクに、また飲食店にも並ぶことなく快適に、会場内での時間を過ごせます。ここでも、ドコモグループの事業領域の広さが活かされています。

「IOWN」が生み出す、かつてないイマーシブ(没入)体験

圧倒的なスケールと先端設備を誇るこのIGアリーナで最も画期的な点は、「IOWN(アイオン)」を実装した世界初のアリーナであることです。「IOWN」とは、従来の通信インフラを遙かに超える次世代コミュニケーション基盤構想です。2019年に発表され、2030年頃の実用化に向けてさまざまな企業がパートナーとして連携しながら研究・開発を進めてきました。

いま加速度的に増加している通信データ量に、もはや従来の通信インフラでは対応が困難になりつつあります。膨大なデータ量を超高速・低遅延で、しかも低消費電力で送受信するためには、通信インフラそのものを変革しなければなりません。そのために生まれたのが、NTTグループが中心となって推進してきた「IOWN」構想です。

中核となるのは、電気を基本としたネットワークから、光を基本としたネットワークへの大転換。これにより、従来と比べて圧倒的に高品質・大容量の通信が可能になります。そして大規模かつリアルな仮想空間、それらの自動連携や最適化といった技術を組み合わせ、現在の情報通信環境を飛躍的に進化させようという計画です。

IGアリーナではこの次世代技術を活用し、バーチャルとリアルを融合した新しいかたちのイベントを積極的に展開していく予定です。たとえば大規模なスポーツイベントやライブコンサートをそのまま仮想空間に再現することで、観客全員が同じ時間を共有しながら、観客一人ひとりが等身大のアスリートやアーティストと向き合っているかのような、かつてないイマーシブ(没入)体験を創出することも考えられます。

そのほかにも、IGアリーナと別のイベント会場を、距離を超えてリアルタイムでつなげるということも実現可能です。「IOWN」の技術を使えば、高精細な8K映像なども遅延することなく送信できます。その技術を使って、ファッションショーとライブコンサート、スポーツとダンスイベントなど、ジャンルを超えたコラボレーションを実現し、新しいエンターテインメントのかたちを生み出すことができるかもしれません。次世代のリアルイベントの可能性は、「IOWN」によってさらに大きく広がります。

地域とつながり、世界とつながる。新たな共有価値の創造拠点へ

IGアリーナは次世代エンターテインメントを世界へ発信する拠点になると同時に、地域に愛される場所、街のにぎわいの起点となるために誕生しました。この地が愛知のシンボルとなり、さらには中部地方の躍進につながる施設となることに、いま大きな期待が寄せられています。

グランドオープンに先駆けて2025年5月31日(土)に行われた開業式典では、愛知県知事やスポーツ庁長官をはじめスポーツ界のレジェンドや東海地方ゆかりの著名人たちが次々と登場。特別ゲストが語った「この場所が、スポーツや文化、そして人々の夢をつなぐ交差点になることを願っています」というメッセージは、まさにこの施設がめざすべき姿が表されたものでした。

式典では音楽、映像、照明が融合したダイナミックかつ感動的な総合演出が会場を訪れた観客を魅了。さらに地元の子どもたちによるダンスパフォーマンスや将来のアスリートへ期待を寄せる演出が盛り込まれるなど、地域とのつながりを強く感じさせるイベントとなりました。

また現在、IGアリーナを拠点として地域の発展や次世代の夢を応援する「IGアリーナ ドリームプロジェクト」が進行中です。このプロジェクトのキーワードは「地域・協創・応援」。商業の活性化や資金調達だけにとどまらず、地域のみなさまとともに「共有価値の創造(CSV:Creating Shared Value)」をめざすプロジェクトです。

すでにその第一弾として、2025年3月から「IGアリーナで実現したいあなたの夢」というテーマの絵画コンテスト「IGアリーナ 未来の夢コンテスト」を実施しました。こうした取組みではIGアリーナで開催予定のイベントへの招待、アスリートやアーティストと直接交流できる「ミート&グリート」といった機会などを提供。次世代を担う子どもたちが夢を膨らませていける未来づくりをしていきます。

めざすのは、アリーナという施設の枠を越えた「ココロオドル場所」

地域とともに成長し、世界と連携する新時代のエンターテインメント拠点をめざすIGアリーナ。それは最先端のテクノロジーだけでなく、新しいビジネスモデルや体験の「世界初」「日本初」が次々と生まれ、社会実装される場所になっていきます。めざすのは、IGアリーナを「明日のあたり前が一足先にここではじまるという、時代を創る場」、そしてアリーナという施設の枠を超えた「ココロオドル場所」にしていくこと。株式会社愛知国際アリーナ代表取締役の寛司久人さんは、開業式典でその想いを次のように語りました。

「いよいよIGアリーナが開業します。思い起こすと、このプロジェクトがスタートしたのは、まさにコロナの時期。アリーナやスタジアムが賑わいで埋まる世界はもう戻らないのではないか、そんな不安のなかでのスタートでした。しかし、我々はスポーツやエンターテインメントが人を笑顔にすることを、心から信じていました。このアリーナはビヨンドアリーナというコンセプトで進めています。アリーナを超え、スポーツやエンターテインメントの楽しみ方をアップグレードしていく。『ココロオドル』ような体験をしていただく、そんな場にしていきたいです。胸が高まるイベントを、名古屋からアジアへ、世界へ。社員一同、誠心誠意努めてまいりたいと思います」

開業式典

今後もIGアリーナでは、有名アスリートによる参加型イベントや国内外の一流アーティストの音楽コンサート、世界規模のスポーツ大会など、さまざまなイベントの開催を予定しています。IGアリーナを通した全パートナーのつながりを生み、驚きも、喜びも、感動も、すべてがつながる未来が、ここIGアリーナから動き出しています。

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