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イベントを、もっと多彩に。
主催者とファンをつなぐチケットサービス「teket®(テケト)」

#生活者 #ビジネス #コミュニティをつなぐ
#NTTドコモ

NTTドコモグループの新規事業創出プログラム「docomo STARTUP®※1」から生まれた「teket®」は、クラシックから演劇、スポーツ、行政イベントまで幅広く使われる電子チケットサービスです。表現の可能性をひらき、イベント体験を進化させる。その挑戦がいま進んでいます。

はじまりはアマチュアオーケストラの悩みから

「teket®」が生まれた背景には、アマチュアオーケストラなど小規模団体に共通していた「チケット管理の負担」という課題がありました。多くの場合、出演する団員の一人がチケット係を引き受けます。手売りチケットの管理から、他の団員たちの販売状況の取りまとめまでを一人でこなす必要があり、その作業量は練習時間を圧迫するほど大きな負担になっていました。
この状況をなんとかしたい、という想いから、当時はドコモの社員であった島村奨さんが主導し、「docomo STARTUP®※1」として「teket®」の開発がはじまりました。島村さん自身も複数のアマチュアオーケストラに所属し、チケット係の負担を間近に見てきたことがプロジェクトの原点になりました。
こうした現場の負担を減らし、主催者がイベント運営そのものに集中できる状態をつくるために、生まれたのが「teket®」です。

teketのはじまりについて語る島村さん

「teket®」のサービスは、イベントページ作成から、チケット販売・売上管理にいたるまで豊富な機能があり、イベント主催者は初期費用ゼロから利用できます。
大手プレイガイド(チケット販売会社)が大規模なコンサートやイベントを主戦場とするなか、「teket®」はこれまでシステム化が難しかった数多くの小規模〜中規模イベントに特化。
誰でもかんたんに座席指定チケットを作成でき、直感的に操作できるデザインや、初期費用ゼロ・低手数料という導入のしやすさから、多くの方に支持されるサービスへと成長していきました。ただ「チケットを売るだけのツール」ではなく「主催者の活動全体を支援するパートナー」として、近年はアマチュア団体に加えてプロの団体が利用する機会も増えています。

teketのイメージ画像①

コロナ禍を乗り越え、顧客満足度は96.6%に

2019年10月にベータ版を公開した「teket®」は、2020年からのコロナ禍で多くのイベントが中止となり、サービスの需要そのものがなくなるという大きな危機に直面しました。それでも島村さんは「アーティストや現場に寄り添うサービスでありたい」という想いから開発を続け、2020年3月には緊急でライブ配信機能を追加。この機能のリリースによってユーザー登録数は前月比55倍に拡大しました。さらに、本来主催者が負担するチケット販売やシステム利用の手数料を一定期間無料にすることで、イベントが継続できる仕組みづくりに取組みました。

teketのイメージ画像②

緊急事態宣言が明けた後は、政府のガイドラインで求められた来場者情報の取得や座席管理といった要件にも早期に対応したことで、「『teket®』があったから開催できた」という声が各地から届くようになりました。2020年10月には正式にサービスを開始し、現在ではユーザー登録数が300万人を突破。クラシック業界では約13%のシェアを、公演数ベースでは約3割を担い、年間取扱高20億円規模のサービスへと成長しています。
この成長は、サービスの根幹である指定席販売機能の優位性をはじめ、業界や運営オペレーションの課題を深く理解し、主催者の気持ちに寄り添ったサポートと、時節を捉えた機能開発をいち早く行うという姿勢が高く評価された結果です。
たとえば、チケット販売ページとしてチラシやSNS告知の効果を測るための専用URL(トラッキングURL)を発行し、そのURL経由の購入数を集計できる機能を実装しました。
これにより主催者のチケットノルマ管理が効率化されただけでなく、マーケティングの効果測定も可能となりました。

2023年10月に「teket®」はNTTドコモからスピンオフ※2し、「株式会社teket」として新たな一歩を踏み出しました。代表取締役社長に就任した島村さんを中心に、バンド活動やオーケストラ経験者など実際にイベント運営の経験を持つサポートや営業のメンバーは、主催者の悩みにきめ細かに寄り添う活動を続けてきました。こうした活動により顧客満足度96.6%という高い支持を獲得。利用者からは以下のような声が数多く届いています。

映画祭主催者:「使い込むほど細かいところまで考えられていることに気づきます。特にチケットの読み取り開始時刻をイベント毎に設定できる機能は、スタッフが誤ってチケットを早く読み取ってしまうミスを防げるので助かります」
演劇主催者:「どの地域からアクセスがあるか、どのタイミングでチケットが売れたかがリアルタイムでわかるため、チラシ配布の効果測定やSNS告知のタイミングを戦略的に決められるようになりました」
スポーツイベント主催者:「画面の見え方や仕組みの改善、当日券の販売に関するカスタマイズなどをリクエストしたのですが、真摯に対応してくれました。以前の会社は『それはできません』『仕様なので…』と言われることが多かったのです。『teket®』は柔軟にすばやく対応をしてくれたので、『一緒につくっていけるチームになれる』と感じました。
ほかにも電子化による業務負担軽減や売上向上を実感する主催者も増えており、サービスの価値はさらなる広がりを見せています。

主催者とファンをつなぐ、新たな挑戦へ

「teket®」が次にめざすのは、イベント主催者とファンをよりよい関係でつなぎ、多様な表現が育つ環境づくりです。たとえばクラシック業界では、出演者や演目の選定に集客力が大きく影響するという課題がありました。今後は、「teket®」自体による集客や、業界メディアなどを活用することで、主催者の力だけに頼らない新たな集客モデルの構築にも挑戦します。
集客プロモーションの選択肢が増えれば、収益に左右されず多様な表現が実現できます。現在の「teket®」には、音楽イベントだけでなく街歩きツアー、映画祭、自治体イベントなど「面白いけれど見つけにくい」企画も数多く掲載されており、主催者とファンが出会う機会を広げる役割も担っています。

足もとでは、顧客を管理するだけではなく、主催者とファンが継続的な関係を構築するための「コミュニケーション」や「コミュニティづくり」に貢献したいという想いから、メンバーシップ(顧客管理)の開発にも注力しています。

市場が広がるなかで、主催者のニーズも刻一刻と変化します。「どのデータが欲しいか」「どうファンと関係を築きたいか」ということを真剣に考えて、今後「teket®」では、マーケティングやメンバーシップ機能の強化に取組み、データを活用した集客予測や座席レイアウトの提案など、イベント運営の幅をより広げるサービスをめざしています。
主催者が本来表現したい作品づくりに集中でき、ファンとともに“夢中になれる”体験が広がる世界へ。「teket®」はこれからも主催者とファンをつなぎながら、より豊かな文化が育まれる社会の実現に向けて、サービスを進化させていきます。

※1 「docomo STARTUP®」は、社員のアイデアを事業化する新規事業創出プログラムとして、2023年7月より開始しております。ドコモグループ内での事業アイデア初期検証後に、社内外の資本・メンバーの協力を得たスピンオフ※2、スピンアウト※3によってスタートアップ輩出をめざします。
詳細は「docomo STARTUP®」公式ホームページをご覧ください!

※2 スピンオフとは、企業が特定の部門や事業を分離して新会社として独立させることで、元の企業から出資を受けて独立する場合をさします。

※3 スピンアウトとは、企業が特定の部門や事業を分離して新会社として独立させることで、元の企業からの出資を受けないもしくはマイナー出資で独立する場合をさします。

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